2015/10/02

日弁連人権擁護大会「健康管理と医療体制」

 (2015年10月1日、日弁連 第58回人権擁護大会・シンポジウムが、千葉・幕張メッセにて行われ、その中で、「放射能とたたかう」というテーマで、「健康被害」に関するシンポジウムが行われました。
 まさに健康に安心して生活するという権利を奪われた状態の放射能汚染地で、どのような健康被害の問題があり、それをどのようにして法的に解決していくことができるのか、たくさんの原発問題の中でも大きな課題です。
 アーカイブを視聴できますので、ぜひご覧ください。何が今問われ、何が求められているのか、坪倉、津田両先生の話を聞くだけで浮かび上がってくるように思いました。法制度が何とか追いつかないと、今後多く発生するだろう健康被害はどうなるのでしょう。 子ども全国ネット)

以下、日弁連フライヤーより:

 原発事故によって被ばくした福島県の住民に対する健康管理 については、福島県民健康管理調査が続いているところ、健康 影響を指摘する意見もあり、今後とも継続的な健康管理が必要 です。福島県外では、原発事故によって被ばくした住民に対す る健康管理については、全く対策も立てられていない状況です。さらに、廃炉や除染などの作業に当たる労働者の被ばく、健 康管理に関する問題も、廃炉等事故収束までの道筋を考えるに 当たって重要な課題になります。このような状況を改善し、原発事故によって被ばくした全て の人々に対する健康管理を透明性の高い方法で制度化し、健康 診断と一定の疾病に関する医療費を無料化する制度を実現する ための課題と方策を検討します。


以下、OurPlanetTVより:http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1985

日弁連人権大会「放射能とたたかう ~健康被害・汚染水・汚染廃棄物」

日弁連人権大会第3分会「放射能とたたかう ~健康被害・汚染水・汚染廃棄物~」
 
時間:10月1日(木)12時半〜18時
会場:幕張メッセ
司会:鹿野真美(東京弁護士会)・宮西宏和(千葉県弁護士会)
開会挨拶:吉田茂(日弁連副会長)
 
第1部 健康管理と医療体制
1、イントロダクション 渡辺淑彦(福島県弁護士会)、平岡路子(福島県弁護士会)
2、講演「原発災害後における相双地区での健康問題について」
  坪倉正治氏(医師,南相馬市立総合病院・東京大学医科学研究所)
3、講演:「TMIからの教訓」
  中村多美子(大分県弁護士会)
4、講演「疫学と因果関係そして法制度ー放射線の健康影響を題材にして」
  津田敏秀氏(岡山大学大学院教授)
5、パネルディスカッション
  パネリスト 津田敏秀氏、坪倉正治、足立修一、中村多美子、
  コーディネーター 渡辺淑彦(福島県弁護士会)、平岡路子(福島県弁護士会)
  米国スリーマイル島原発事故の調査報告

下記より、OurPlanetTV白石さん配信動画のアーカイブを視聴できます。
https://www.youtube.com/watch?v=a6ZuvpDHeDU









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