二〇一一年の福島第一原発事故後、松本市に避難した福島県などの女性らでつくるグループ「Teamこどもみらい」は十日、中信地域の市民から寄せられたドングリやマツボックリを、福島県のNPO法人に発送した。ドングリはNPO法人を通じて福島の保育園や幼稚園に贈られる。
同グループは、ドングリを贈る活動を「どんぐりプロジェクト」と名付け、原発事故の翌年から毎年実施している。今年は、十月初旬から松本、塩尻両市と山形村に計八カ所の回収場所を設け、提供を呼び掛けたところ、マツボックリなど段ボール三箱分が寄せられた。ただ、活動を始めた当初と比べると、周知不足もあって今年は少なめという。
集まったドングリの入った箱を手に笑顔を見せる瀬谷さん(右)ら=塩尻市内で |
グループ代表の瀬谷理恵さん(松本市)は「ドングリを集めてくださる方々の声がとても励みになった。ささやかなことだけれど、来年も続けたい」と話している。
(中津芳子)
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