福島第1原発事故による避難者を支援する団体の連携を図る「山形・福島・新潟避難者支援研修交流会」が7日、山形市の県村山総合支庁であり、3県の社会福祉協議会やNPO法人の職員ら約60人が講演や意見交換などを通じて現状や課題を共有した。
講演した山形県臨床心理士会の伊藤洋子さんは「最近は誰にも相談できないという母親が特に多い」と報告。
福島市放射線健康管理課の保健師佐藤美智子さんは「避難先から戻ったばかりの母親は子どもを守ろうとするあまり、心の揺れ幅も大きい」と指摘し、ネットワークを生かして帰還前後のケアを充実する必要性を強調した。
参加したNPO法人ビーンズふくしまの保育士三浦恵美里さん(39)は「避難者同士だけでなく、地域とつなげる取り組みが大事だと感じた」と話した。
3県の支援者が情報を共有した交流会 |
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