http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201512/20151225_65003.html
東京電力福島第1原発事故で避難区域となっている福島県川俣町山木屋地区の住民による「山木屋ふるさと会」が24日、町内の仮設住宅近くの集会所であった。町が来春の避難指示解除に向けて動きだす中、住民は先行きに焦りや不安を抱えながらも年の瀬の交流を楽しんだ。
仮設住宅の自治会が主催し、仮設や町内外の借り上げ住宅から約80人が参加した。地区出身のマジシャンや福島市のバンドが余興を披露し、住民らは手拍子で盛り上がった。豚汁やクリスマスケーキも振る舞った。
余興のマジックを楽しむ住民ら |
町内の借り上げ住宅から子ども4人と参加した菅野美香子さん(44)は「子どもが成長するにつれ、帰る意味は薄れている。でも子どもたちには古里を忘れてほしくない」と明かした。
自治会長の広野太さん(66)は「来年は地区にとって大きな節目になる。今後も住民の側で何ができるか考えていきたい」と語った。
0 件のコメント:
コメントを投稿