http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20160224/CK2016022402000033.html
東日本大震災に関連する本を集めた企画展が二十三日、富山市茶屋町の県立図書館一階閲覧室で始まった。「東日本大震災-教訓から学ぶこと」と題して震災翌年の二〇一二年から、震災発生日の三月十一日に合わせて毎年開催している。今回は、「災害・復興・防災」と「地震・津波の科学」「原子力発電」「児童書」「過去の地震災害」「富山の地震災害」の六つに分類し、所蔵する約三百冊を並べた。
このうち、原子力発電では、東京電力福島第一原発事故を受けて、放射能汚染による健康調査をまとめた専門書「終わらない被災の時間 原発事故が福島県中通りの親子に与える影響」などを展示。児童書では、震災時の避難状況を紹介した絵本「つなみてんでんこ はしれ、上へ!」などを置いた。
企画展は三月十三日まで。本の貸し出しもしている。四日には午前十一時から別館多目的ホールで、宮城県東松島市の市教委が市民の震災体験談を収録し制作したDVDの鑑賞会を初めて実施する。申し込み不要。
主任司書の温井佳子さん(43)は「自然災害はいつ起こるか分からない。これを機に、東日本震災の教訓を学んでほしい」と話している。 (青木孝行)
県立図書館で始まった東日本大震災に関連した本の企画展=富山市茶屋町で |
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