2016年02月26日 福島民友
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160226-053169.php
相馬市は26日、本年度に内部被ばく検査を受診した市内の小、中学生2592人全員が検出限界値を下回ったと発表した。現出限界値は放射性セシウム134が220ベクレル、同137が250ベクレル。
24日現在のまとめ。全体の受診者数は4697人で、小、中学生を除く15人から微量の放射性セシウムを検出した。今後体内から受ける被ばく線量を示す預託実効線量が1ミリシーベルトを超えた受診者はなく、市は健康被害は出ないとみている。
値が最も高かったのは同市飯豊地区の男性(67)で、預託実効線量は0.186ミリシーベルトだった。市によると、男性は東京電力福島第1原発事故で出荷制限のかかった食品を未検査で食べていた。
検査は年度末まで続ける。26日の市災害対策復興会議でデータを示した立谷秀清市長は「今までの検査結果から、相馬の子どもに放射能の影響はないと判断できる。今後5年間は線量の検査を続ける」と話した。
0 件のコメント:
コメントを投稿