2016/02/19

県内避難者支援で討論 茨大と水戸市、学生ら対策模索 /茨城


2016年2月19日 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160219/ddl/k08/040/207000c

東京電力福島第1原発事故で県内に避難している被災者の支援のあり方を考えようと、茨城大(水戸市文京)と同市は18日、同大でグループ討論会を開いた。学生や民生委員ら約50人が、被災者の孤立を防ぐための方法を模索した。

事故の発生から5年を前に企画。阪神大震災の被災者支援を続けるNPO法人理事長の牧秀一さん(66)も参加し、5人1組で話し合った。民生委員の一人は「家を訪問しても会話が続かない」「初対面では悩みがあっても打ち明けないだろう」と経験談を語った上で、孤立を防ぐために「学生サークルのイベントに参加してもらう」「帰還を見据えて、福島へのバスツアーを計画する」などと対策案を練った。

県防災・危機管理課によると、県内に避難している福島県民は1月14日現在で3724人。牧さんは「若い人にはエネルギーがある。行政と連携をしながら、支援の方法を考えてほしい」と呼び掛けた。【玉腰美那子】

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