2016年02月21日 福島民友
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160221-051620.php
放射線の健康影響などを研究する放射線医学総合研究所(放医研、千葉市)といわき市は20日、同市で放医研福島復興支援本部いわき出張所の開設を記念した講演会を開いた。
明石真言放医研理事ら4人が、放射線医学研究の最前線について話した。明石氏は放医研の震災後5年間の歩みを紹介しながら「分かりにくい放射線のことを科学的な事実を伝えながら、研究していく」と話した。そのほか、「子どもに対する放射線影響とその低減化」「福島第1原発周辺での環境への影響」などの演題で講演した。
放医研は昨年9月、東京電力福島第1原発事故による健康などへの影響を調査するため、同市や双葉郡で活動する放医研の研究者の拠点となる同本部いわき出張所を同市に開所した。
清水敏男市長が「豊富な試験と情報発信をしてもらい、暮らしの安心やいわきの復興につなげてほしい」とあいさつ。米倉義晴放医研理事長が「対話を増やし、要望を聞きながら市民との絆を深めたい」と述べた。
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