http://www.asahi.com/articles/DA3S12243847.html?ref=nmail_20160306mo
シイタケ栽培用の原木生産量で、福島県は2010年、全国3位の約4万7800立方メートルを誇った。だが原発事故の影響で、14年は99%減となった。
田村市都路地区の里山に朝からチェーンソーの音が響く。樹齢20年以上のコナラやクヌギが伐採されていく。事故前は年20万本の質の高い原木を生産する産地だった。一部に出ていた避難指示は一昨年に解除されたが、木々の放射能汚染は今も指標値を超え、出荷再開の見通しすら立たない。
それでも手入れを欠かさない。将来も良質な原木を得るために計画的に広葉樹を育てる。ふくしま中央森林組合の吉田昭一参事(60)は「地区の8割以上が森林。産業は森の中で見いだすしかない」。 (福留庸友)
田村市都路地区の里山に朝からチェーンソーの音が響く。樹齢20年以上のコナラやクヌギが伐採されていく。事故前は年20万本の質の高い原木を生産する産地だった。一部に出ていた避難指示は一昨年に解除されたが、木々の放射能汚染は今も指標値を超え、出荷再開の見通しすら立たない。
それでも手入れを欠かさない。将来も良質な原木を得るために計画的に広葉樹を育てる。ふくしま中央森林組合の吉田昭一参事(60)は「地区の8割以上が森林。産業は森の中で見いだすしかない」。 (福留庸友)
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