2016/03/15

放射性セシウム8地点で増加/山形

2016年3月15日 テレビユー山形
http://www.tuy.co.jp/program/news/localnews/52269/

山形大学と県が共同で行っている、土壌の放射性物質調査について、きょう今年度の結果が報告されました。県内で30ある検査地点のうち、村山地区の8つの地点で前の年より上昇しています。

山形大学は、2012年度から毎年県内の土壌に含まれる放射性セシウムの測定を行っています。

地区別の平均濃度は、村山が193ベクレルと前の年を若干上回りました。置賜は81ベクレル、最上、庄内は不検出ないし低いレベルでした。また県内に30ある検査地点のうち、村山地区の8地点で前の年より濃度が上がったという事です。最も高かったのが、蔵王・やまびこ荘跡地で、1キログラムあたり670ベクレルの値が検出されました。

県の土壌を含む廃棄物の受け入れ基準は、1キログラム当たり4000ベクレルで、山形大学は人体に影響のあるレベルではないとしています。山形大学では、濃度がなぜ上がったかはわからないとして、引き続き土壌環境の調査を行い、数値の推移を見守りたいとしています。



村山地区除き、土壌の濃度は減少 15年度 /山形

2016年3月15日 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160315/ddl/k06/040/021000c

県は14日、県内の土壌や公共用水域の放射性物質濃度の2015年度調査結果を公表した。前年度と比べて、土壌の濃度は村山地区を除いて減少傾向か低いレベルで推移した。県は「全体として濃度は低く、調査地点の空間放射線量も十分に低い。健康への影響は全くないと考えている」としている。

土壌調査は県内30地点を対象とし、山形大と12年度から実施している。県などによると、地表面から深さ0〜5センチの放射性セシウム濃度は、最上地区の1地点で前年度の1キロあたり55ベクレルから26ベクレルに減少。置賜地区も平均値で同127ベクレルから81ベクレルに減った。庄内地区は不検出か同29ベクレルと低い数値だった。

一方、村山地区は山形市蔵王温泉で同670ベクレルと県内最高値となり、16カ所の平均値は同180ベクレルから193ベクレルとなった。地点の数値にばらつきがあり、水の流れなどで放射性物質が低い場所に集まった可能性などが考えられるという。廃棄物として受け入れる際の県基準(同4000ベクレル)は大幅に下回った。

また、最上川水系、赤川水系などの河川、湖沼77地点で放射性物質濃度は、水中はすべて不検出、河川の底質は不検出から同269ベクレル、湖沼の底質は不検出から同770ベクレルだった。【光田宗義】

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