2016/03/12

移住か帰還か 4家族の事例紹介/山形

2016年3月12日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/local/yamagata/news/20160311-OYTNT50061.html 

◆避難者向けの情報紙
県は、東日本大震災の影響で県内に避難している子育て家庭向けの情報紙「たぷたぷ」の第4号を発行した。震災から5年を迎え、県内に定住を決めた家族や、帰還した人たちの事例を紹介し、「住まいの選択」をテーマに特集している。

「たぷたぷ」は昨年3月から、避難生活を送る家庭に県が配布している。企画・編集は、避難者が自ら担当している。

福島県から避難した後、米沢市、山形市、長井市、福島市にそれぞれ住まいを決めた4家族を紹介。家族構成のほか、移住や帰還の決め手、決断までの道のり、住まいを用意する上で利用した制度などについてインタビューしている。決め手について、米沢市に移り住んだ家族は「子どもの健康のためと夫の決断」とし、福島市に戻った一家は「家族一緒の時間を大事にしたい」と答えている。

また、山形県での定住と福島県への帰還について、子育てや住環境、仕事面でのメリットとデメリットをそれぞれ避難者らに挙げてもらっている。様々な支援制度や相談窓口も掲載している。

発行を担当する県子育て支援課は、「避難者のニーズに沿った情報を提供していければ」としている。「たぷたぷ」は、県のホームページからも閲覧できる。

住まいの選択を特集した避難者向け情報紙「たぷたぷ」第4号

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