http://mainichi.jp/articles/20160723/ddl/k22/040/047000c
原発事故のあった福島県から小学生を招き、放射能を気にせずのびのび遊んでもらう「夏休み保養ステイ」が8月1〜5日、伊東市伊豆高原のペンションを宿泊先に行われる。市民団体「子どもたちを放射能から守る伊豆の会」が主催して8回目。今回参加するのは小学生18人と付き添いの親2人で、累計は131人と15人になる。
代表の安部川てつ子さん(72)は、2011年3月に福島第1原発事故が起きた後、放射能の影響を受けた土地から国が子どもたちを避難させると思ったという。しかしそうはならず、親子の利用も多い同高原のNPO「絵本の家」や地元紙などの協力を得て、翌12年1月に市内の有志十数人で会が発足した。
第1回は12年3月。この年は5月の連休と夏休みを合わせ3回、翌13年は春と夏の2回行った。交通費、宿泊費、飲食費などを会が負担し、遊び場への移動や食事作りはボランティアによるため、14年からは夏休みの1回だけにした。宿泊先のペンションが固定し朝夕食を作らず済むようになったのも14年。昨年から1人3000円の参加費を取り、県社会福祉協議会ふれあい基金の助成金30万円が交付されている。
安部川さんは「すごく楽しくて、それぞれ知らなかった子が帰って連絡を取り合ったりしている。続けられる限りやっていきたい」と話し、ボランティアと資金カンパを歓迎している。連絡先は安部川さん(0557・51・1335)。【梁川淑広】
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