2016/07/27

塩谷町長選 選挙後に新町長と知事意見交換も /栃木

2016年7月27日 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160727/ddl/k09/010/019000c


福田富一知事は26日、塩谷町長選に絡み、東京電力福島第1原発事故に伴う指定廃棄物問題について、「選挙戦を通じて大いに議論が深まるものと思う」と話し、選挙後に新町長の考えを聞く方針を示した。26日の定例記者会見で言及したもので、これまで堅持してきた処分場建設について、含みを持たせる発言もあった。


福田知事は同町が最終処分場の候補地に選定されて間もなく2年となるのを前に、県の果たすべき役割を問われ、「選挙戦を通じて聞いた町民の意見を新町長から聞き、国にも(放射性物質濃度の)再測定結果とともに処理方針を聞きながら役割を果たしていきたい」と話した。


また、処分場建設の方向性について現時点で変わりないとした上で、「再測定結果で(1キロ当たりの基準値の)8000ベクレル超が仮に10分の1などという話になれば、望まれる処分場の大きさも当然変わるし、国がどういう考えをもつのか聞かなくてはならない」と述べ、柔軟な対応に含みを持たせた。(高橋隆輔)



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