http://www.chibanippo.co.jp/news/national/335607
白井市立桜台中学校(同市桜台)敷地内の草地で、空間放射線量が除染に関する国の基準値(毎時0・23マイクロシーベルト)を超え、最高4・14マイクロシーベルトが検出されたことが、6日までに市への取材で分かった。
市環境課によると6月10日、市民からの連絡を受け市が草地の放射線量を調べたところ最高で1・60マイクロシーベルトあり、立ち入りを制限。15日に放射線量を確認しながら除染を行ったが4・14マイクロシーベルトの高線量が測定された場所があり、草地を50~30センチ掘り下げ土嚢74袋分の土を取り除き別の場所に埋めた。除染後、放射線量は0・08~0・16マイクロシーベルトと基準値を下回る範囲という。
同校では、2013年1月の側溝清掃で出た土を一時草地に置いていたことが分かり、この土が高線量の原因と推測。同課は今回の高線量を「特異なケース」とみている。また、放射性物質については「福島第1原発事故由来は否定はできない」という。草地は12年9月に除染済み。
一方、関東子ども健康調査支援基金による甲状腺の検診が今月3日、桜台センターで行われ、同中学校敷地内の草地近くにある桜台学童保育クラブの児童や中学生ら64人が受診した。
児童は、草地で日常的に遊ぶなどしていたという。同クラブの永田浩之会長(43)は「学童保育の保護者のほぼ全員から健康不安の声を聞いている」と述べた。17日には、同中学校と隣接の桜台小学校で放射線量を独自に調査する。
甲状腺の検診が行われ、小中学生64人が受診した=白井市 |
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