2016/11/06

【報道まとめ】富岡町 17年4月・避難解除目指す

富岡町長、17年4月・避難解除に意欲 「国は現実的でない」

2016年11月06日 福島民友
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20161106-125050.php

東京電力福島第1原発事故に伴い全町避難が続く富岡町は5日、東京都内で町政懇談会を開いた。帰還困難区域を除く地域の避難指示を巡り、宮本皓一町長は「来年1月末か2月初めの時期には『4月には解除します』と決定したものを示せると思う」と述べ、町が目指す来年4月の解除実現に意欲を見せた。政府は来年1月中に解除する案を示していた。

懇談会で政府は来年1月に解除する案を町民に改めて示した。

町民からは「なぜ(町が目標としている来年4月より)早めるのか。不安が解消されなければ町に帰りたくても帰還しない人が多い」「来年4月になったら町に帰れると思って生活してきた町民がいる」と反発する声が上がった。

宮本町長も「国の考えは現実的ではない」と強調した。政府の担当者は町民の意見を踏まえ、町と協議して解除時期を判断するとしている。

このほか、町は帰町検討委員会が「帰還開始の準備はおおむね整っている」などとまとめた、帰還に向けた現状評価や町内の除染、生活インフラの整備状況などを説明した。

町政懇談会は12、13の両日、いわき、郡山の両市でも開かれる。



町民から撤回求める声 富岡の避難指示「来年1月解除」

2016年11月6日 福島民報
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2016/11/post_14403.html

富岡町の町政懇談会は5日、東京都品川区のスクエア荏原で開かれた。町内の居住制限、避難指示解除準備両区域の避難指示解除時期を平成29年1月とする政府案に対し、出席者からは撤回を求める声が相次いだ。

町は来年4月以降の解除に向け、町役場の改修や復興拠点整備を進めている。出席者から「町民は(町の考えと同じ)4月解除と認識しており、前倒しは不安だ」「国の方針は一方的でふに落ちない」などの意見が出された。

宮本皓一町長は役場復旧が間に合わないとして、「来年1月解除は現実的ではない」との考えを改めて示し、「4月解除を目指すのであれば、来年1月か2月には(正式な)解除時期を示せる」と述べた。

政府は、水道などの生活基盤復旧や商業施設の整備が進んでいることを挙げ、来年1月に解除できる環境が整うと説明した。住民懇談会の意見を踏まえて解除時期を最終的に判断するとしている。

町政懇談会は12日にいわき市、13日に郡山市で開かれる。



4月の避難解除「1月ごろ示す」 住民懇で富岡町長/福島

2016年11月6日 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20161106/ddl/k07/040/012000c

東京電力福島第1原発事故により全域が避難区域となっている富岡町の住民懇談会が5日、東京都内で開かれた。一部地域の避難指示解除を巡り、宮本皓一町長は「来年1月末か2月初めに『4月に解除します』と示せる」と語った。政府は来年1月に解除する案を示したが、町は同4月の一部帰還を目指している。

この日の懇談会で政府は、居住制限区域と避難指示解除準備区域を来年1月に解除する案を町民に改めて提示。インフラや生活関連サービスが整備され、解除できる環境が整うと説明した。

町民からは「なぜ早めるのか。環境が充実するなら遅れても構わない」「住民は4月になってから帰れると思っている」と反発の声が上がった。

政府は、住民懇談会の意見を踏まえて解除時期を最終的に判断するとしている。

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