http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0112/jj_160112_7109426171.html
東京電力福島第1原発事故による避難が続く福島県川俣町山木屋地区で、天然スケート場「田んぼリンク」の今月末の再開に向けた準備作業が大詰めを迎えている。原発事故の影響で使われなくなってから約5年。関係者らはリンク復活に胸を躍らせている。
今月6日、田んぼリンクを管理する川俣スケートクラブの副会長大内秀一さん(67)はショベルカーに乗り、前面に取り付けた排土板で水田をならしていた。「子どもたちが来た時に安全に滑れるようにしているんだ」
田んぼリンクは、米の収穫後の毎年1〜2月、使われなくなる水田約50アールに水を張り凍らせて造ったスケート場だ。1984年に川俣町が設置して以来、地元小中学校などが体育の授業で活用していた。
しかし、原発事故によって住民が避難を余儀なくされると、リンクは荒廃し、放射能への懸念などから使われていなかった。
昨年4月末、国による除染が完了。放射線量は国が長期目標とする年間1ミリシーベルトを下回り、再開する方針が決まった。
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