2016/02/08

イヨカン、福島の子供らへ 松山で2トン収穫 /愛媛


2016年2月8日 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160208/ddl/k38/040/388000c

東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の被災者に贈るイヨカンの収穫作業が7日、松山市平田町であり、5〜73歳のボランティア約30人が約2トンを摘み取った。今月下旬に福島県南相馬市と大熊町に届けられ、小中学校の学校給食に出される。
イヨカンをケースに詰めるボランティア=松山市で
「国民の食糧と健康を守る運動愛媛連絡会」と愛媛県内の避難者らで作るNPO法人「えひめ311」が2011年12月から続けており6回目。参加者は急斜面に立ち並ぶイヨカンの木から切り取り、ケースに詰めた。一部は四国4県に避難している被災者約40世帯にも配られる。

夫婦で初参加した松山市越智1の主婦、末広友子さん(68)は「愛媛のおいしいイヨカンを食べて、健やかに育ってほしい」。「えひめ311」の菅修一副代表(67)は「事故から5年が経過しようとしているのに、福島の状況は変わらないままだ」と話していた。【成松秋穂】

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