http://www.asahi.com/articles/ASJ2D5FCVJ2DPPZB019.html
和気町への移住者が安心して子育てできるようにと、東日本大震災を機に同町に引っ越してきた住民ら約10人が「和気町ぽかぽかガイド」を作成中だ。子連れの家族におすすめの飲食店や遊び場、病院などの情報をまとめ、3月末までの発行を目指している。
中心になっているのは埼玉県和光市から来た田中真佐美さん(39)。田中さんは放射能汚染が心配だったため2013年4月、当時4歳と1歳の息子とともに同市を出た。徳島、広島両県や県内を転々とし、同年5月に和気町衣笠の牧師延藤好英(のぶとうよしひで)さん(59)が運営するシェアハウス「やすらぎの泉」で生活を始めた。
5カ月して近くのアパートに引っ越した後も同所に通い、他の移住者たちと交流を続け、スーパーの食材の産地情報などを交換した。そうした情報が他の移住者に広く共有されておらず、次第にもったいないと思うようになった。
一時滞在した吉備中央町のシェアハウスで情報誌「こられぇおかやま」(子ども未来・愛ネットワーク発行)を読んだことが和気町へ移住する決め手になった。「衣食住の情報がすごくありがたかった」と田中さん。和気町でもそんな情報誌を作りたいと14年末、「やすらぎの泉」の会合で住人たちに思いを打ち明けた。延藤牧師や移住者、地元住民の有志でチームを作り、議論を始めた。
町の教育事情や育児環境、地産地消に取り組む飲食店、町の特産品……。育児に役立つ情報を手厚くするように心がけ、メンバーで担当を決めて取材を進めた。現在取材はほぼ終わり、週1回程度集まり、レイアウトなどについて話し合っている。写真は多めに、字は大きくし、B5判で約60ページの冊子にするつもりだ。
田中さんは「移住検討者だけでなく、地元の人たちにとっても町の魅力を再発見する手助けになったら、うれしい」と話す。ガイドは1冊200円程度で2千冊発行する予定だ。入手方法などについては延藤牧師(0869・93・2599)へ。(高億翔)
中心になっているのは埼玉県和光市から来た田中真佐美さん(39)。田中さんは放射能汚染が心配だったため2013年4月、当時4歳と1歳の息子とともに同市を出た。徳島、広島両県や県内を転々とし、同年5月に和気町衣笠の牧師延藤好英(のぶとうよしひで)さん(59)が運営するシェアハウス「やすらぎの泉」で生活を始めた。
「和気町ぽかぽかガイド」を作成中の田中真佐美さん(左)と延藤好英牧師=和気町衣笠 |
一時滞在した吉備中央町のシェアハウスで情報誌「こられぇおかやま」(子ども未来・愛ネットワーク発行)を読んだことが和気町へ移住する決め手になった。「衣食住の情報がすごくありがたかった」と田中さん。和気町でもそんな情報誌を作りたいと14年末、「やすらぎの泉」の会合で住人たちに思いを打ち明けた。延藤牧師や移住者、地元住民の有志でチームを作り、議論を始めた。
町の教育事情や育児環境、地産地消に取り組む飲食店、町の特産品……。育児に役立つ情報を手厚くするように心がけ、メンバーで担当を決めて取材を進めた。現在取材はほぼ終わり、週1回程度集まり、レイアウトなどについて話し合っている。写真は多めに、字は大きくし、B5判で約60ページの冊子にするつもりだ。
田中さんは「移住検討者だけでなく、地元の人たちにとっても町の魅力を再発見する手助けになったら、うれしい」と話す。ガイドは1冊200円程度で2千冊発行する予定だ。入手方法などについては延藤牧師(0869・93・2599)へ。(高億翔)
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