福島大環境放射能研究所の塚田祥文(ひろふみ)副所長は2日の大学定例記者会見で、早ければ2018(平成30)年度にも研究所に大学院を設置したい考えを明らかにした。同研究所で大学院生を受け入れ、福島の復興にも貢献できる環境放射能分野の人材育成に取り組みたい考えだ。
研究所は原発事故を受け13年7月に設立。山林や川、海など環境中での放射性物質の動態などを研究している。国内のほかウクライナ、ロシア、米国、バングラデシュの研究者が所属している。
研究所のため学生は所属していないが、環境放射能分野の人材育成に向けた取り組みを進めることになった。1学年10人以下の規模を想定している。
塚田副所長はまた、研究所の本棟が来年3月、大学構内に完成することを明らかにした。6階建て、延べ床面積4500平方メートル。これまでは分析棟のみが完成していた。
環境放射能研究所本棟の完成イメージ図 |
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