http://www.labornetjp.org/news/2016/1107yumoto
11月4日から7日まで、「ダキシメルオモイ」展が東京都多摩市永山公民館ギャラリーで開催された(主催:3.11フクシマを忘れない原発のない未来をTAMA実行委員会)。
この展示会は、画家の小林憲明さんが震災以降、被災地の親子を含む全国の親子に出会い、「抱きしめる」姿を描き伝えるもので、これまでフランス5都市、新潟、京都、石川、東京等で開催されてきた。
会期中、5日と6日には首都圏に避難してきている自主避難者の方々をかこんで、ギャラリートークが開催された。
政府は、来年3月、原発避難者への住宅提供を打ち切る方針だ。全国で避難者をはじめとする打ち切り反対の声があがる中、延期の方向をとる自治体も出始めている。しかし政府の方針は変わっていない。避難者は、今がけっぷちにいる。
ギャラリートークでは、困難な今をどう生き抜き何を感じて来たのか、避難者自らが語った。
すぐそばに、活動をしている人がいても、また避難者がいても、なかなかつながることは難しい。それは、「事故は終わったキャンペーン」がそうさせている。しかし、政府の非人道的な政策が続けば続くほど、避難者はその中でなんとかしたいと考え、生きている。この思いを広げ、国のやり方を変えなければならない時に来ている。
(湯本雅典・取材:11月5日)
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