2015/08/18

福島/31日開始、正式決定 川俣町山木屋の「長期宿泊」

2015年8月18日 福島民友
http://www.minyu-net.com/news/news/0818/news10.html

政府は17日、東京電力福島第1原発事故で居住制限、避難指示解除準備の両区域に指定されている川俣町山木屋地区の避難指示解除に向け、住民の「長期宿泊」を31日から3カ月間実施すると正式決定した。

避難指示の解除時期については、長期宿泊の間に町や住民らと協議し、除染状況などを踏まえて決める。両区域は日中の滞在のみ認められていて、対象は、居住制限が44世帯127人、避難指示解除準備が511世帯1066人。

同地区では8月30日まで、お盆の特例宿泊が行われており、特例宿泊から長期宿泊に移行する形になる。特例宿泊の登録者は16日現在、26世帯61人。

長期宿泊は、南相馬市の一部と葛尾村でも31日から3カ月間実施することが決まっていて、計3市町村で約1万4000人を対象に開始される。


川俣・山木屋の準備宿泊 31日に開始決定

2015年8月18日 福島民報

http://www.minpo.jp/news/detail/2015081824756

政府の原子力災害現地対策本部は17日、東京電力福島第一原発事故で避難区域となっている川俣町山木屋地区で、住民に長期滞在を認める「準備宿泊」を31日に開始すると正式に発表した。避難指示解除に向けた取り組みで滞在期間は3カ月となる。

山木屋地区には居住制限、避難指示解除準備の両区域が設定されており、準備宿泊の対象は両区域の住民1193人、555世帯(1日現在)。対策本部が開始時期を町と町議会、住民に提示し、協議していた。

対策本部の後藤収副本部長が17日に県庁で記者会見し、「3カ月後に機械的に避難指示を解除するわけではない」と説明。解除時期は準備宿泊期間中に町や町議会、住民との話し合いで決めるとした。宿泊期間は延長する可能性もある。町は来春の解除を目標に掲げている。

準備宿泊は、南相馬市の一部と葛尾村でも31日から始まる。山木屋地区を含む3市町村の対象者は約1万5000人となり、帰還困難区域を含む全ての避難区域の住民約8万人の2割近くに上る。

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