2015年08月27日 毎日新聞http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20150827ddlk04040169000c.html
仙台市は、東京電力福島第1原発事故により放射性物質に汚染され、国が処理する指定廃棄物の基準には達しない放射性セシウムの濃度が1キロ当たり8000ベクレル以下の牧草について、焼却処分を始めた。汚染されたシイタケのホダ木については来月から始める。
処分は今泉(若林区)、葛岡(青葉区)、松森(泉区)の3焼却施設で24日に始め、来年2月までに完了する予定。牧草約305トン(1キロ当たり平均490ベクレル)と、ホダ木約225トン(同135ベクレル)を一般ゴミに混ぜて燃やす。牧草などは市内の農家らが敷地内で保管していたが、腐敗が進み、市に早く処分を行うよう要望していた。
8000ベクレル以下の低レベル放射性廃棄物は一般ゴミと同様に市町村で処理できる。市は、7月13〜17日に3施設で試験焼却を行い、周辺の空間放射線量や、焼却灰の放射性物質濃度には影響がないことを確認したという。
空間線量と焼却灰の放射性物質濃度は週1回測定する。これらの数値は、9月末から月1回、施設からの排ガスや放流水の数値とともに、市のホームページ(http://www.city.sendai.jp/d01/1218958_1433.html)で公表する。【山内真弓】
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