2015年8月21日 福島民友
本年産県産米の全袋検査が20日、県内のトップを切り二本松市原セのJA資材倉庫で始まった。同市式部内の安斎孝行さん(61)が18日に収穫した早場米「五百川」計約1110キロ(30キロ入り37袋)が検査され、放射性セシウムは全て検出しなかった。順調なスタートに、安斎さんや関係者は安堵(あんど)の表情を浮かべた。
米袋が1袋ずつ、ベルトコンベヤー式の放射線測定器を通過した。全ての米袋で放射性セシウムが検出限界値未満であることを示す「○」印がモニター上に表示され、米袋に検査済みのシールが貼られた。安斎さんは「おいしいコメを食べた皆さんの笑顔を思い浮かべながら作業をしてきた。安全・安心な地元のコメをたくさん食べてほしい」と話した。全袋検査に立ち会った松浦幹一郎県水田畑作課主幹・副課長も「安心した。生産農家の方々の努力に頭が下がる」と語った。
検査を通過した五百川は9月5日から、同市杉田駄子内のJAみちのく安達の直売所「こらんしょ市」と本宮市本宮字戸崎の「こらんしょ市本宮店」で販売される予定。
県内のトップを切り二本松市で始まった 本年産米の全袋検査 |
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