東京電力福島第1原発事故のため福島県から取手市などに避難する被災者と市民とが懇談する「納涼会」が21日、同市の喫茶スペース「戸頭おやすみ処」であった。避難者と市民の交流団体「取手・南相馬・双葉浜通りの集い」が主催し、約30人が参加。2月以来半年ぶりの集まりとあって、近況を中心に夢中で語り合っていた。
夕食を共にし、和やかな雰囲気で進行。同団体代表で南相馬市小高区出身の三浦邦夫さん(71)は「事故から5年目に入るが、帰りたくても帰れない人がいる。取手の皆さんにはたくさん支えられてきた」と話していた。双葉町から7人家族で避難してきた田村和子さん(64)は「みんなと会うとほっとします」と笑顔を見せた。
取手市によると、福島県内から同市内への避難者は現在、27世帯約80人。【安味伸一】
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