2015/08/20

東電福島復興本社、小中学生向けに放射線の理解支援ツール 

2015年8月20日 電気新聞
http://www.shimbun.denki.or.jp/news/local/20150820_02.html

東京電力福島復興本社は小中学生向けに放射線の理解支援ツールを開発した。放射線と光の類似性を活用し、見えない放射線を可視光に置き換えたことで、放射線の性質や除染効果を分かりやすく説明できる。体感型の放射線教育教材として活用してもらうため、6月から教育機関などに紹介しているという。

ツールでは、放射線の性質などを分かりやすく説明するため、放射性物質をLED光源、放射線を可視光、放射線測定器を照度計、建物の壁をアクリル板に置き換えている。LED光源は汚染範囲を分かりやすくするため、局所的汚染を表現する小型のLED光源と地表の面的な汚染を表現する板状のLED光源の2種類を採用した。行動することによる被ばく線量の変化は、積算機能付き照度計を備え付けた測定点を移動させることにより観察できるようにした。表土の剥ぎ取りや覆土などの除染による効果は、板状のLED光源を消灯することで実感できるようになっている。

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