2015/08/08

茨城/霞ケ浦と流入河川、セシウム濃度横ばい傾向

2015年8月8日 常陽新聞
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環境省と県が5月14日~6月5日に実施した福島第1原発事故による霞ケ浦と流入河川の第15回放射性物質モニタリング調査結果によると、底泥の放射性セシウムは湖内、河川いずれも横ばい傾向で推移した。

霞ケ浦湖内では8地点の底泥を調査した結果、放射性セシウム濃度は1㌔当たり91~540ベクレルで、8地点の平均は194ベクレルだった。最大値の540ベクレルは玉造沖、湖心は257ベクレルだった。平均値は前回(今年2~3月調査)の234ベクレルと比べ18%減少したが、昨年8月調査の195ベクレルとほぼ同レベルだった。

流入河川は56河川の56地点の底泥を調査した結果、放射性セシウム濃度は27~1760ベクレルで、平均は259ベクレル、最大値の1760ベクレルとなったのは土浦市の備前川だった。平均値は前回(今年2~3月調査)の264ベクレルとほぼ同レベルだった。

県内全体では、今回の調査で最大値だった河川は土浦市の備前川、湖沼で県内最大だったのは牛久沼湖心の800ベクレルだった。

水質はいずれも不検出だった。

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