http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20150822ddlk34040570000c.html
福島などの被ばく調査から科学の限界と研究者の役割を語る京都大原子炉実験所の今中哲二助教 =広島市中区の合人社ウェンディひと・まちプラザで、成田有佳撮影 |
広島市出身で京都大原子炉実験所の今中哲二助教の講演が6日、中区袋町の広島市まちづくり市民交流プラザであった。2011年の東京電力福島第1原発事故後の現状について、原子力政策を問い直すと同時にエネルギー需要を抑えていく必要があると指摘し、「若い人に何が本当に大事か考えてほしい」と訴えた。
広島市内で11月に開催される「世界核被害者フォーラム」(同フォーラム実行委主催)のプレ企画。被爆2世の今中さんは原発事故後を「日本も被ばくと向き合う時代になった」と表現。「どこまでの被ばくを我慢するかはそれぞれの判断」で、研究者として自身の役割は判断のために確かな知識と情報を提供することだとした。
フォーラムでは引き続き福島の学生やポリネシア仏核実験被害者らによるパネルディスカッションもあり、核にまつわる被害者が国境を越え連帯する必要性を確認した。【成田有佳】
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