2015/08/12

福島/葛尾で31日から準備宿泊

2015年8月12日 福島民報
https://www.minpo.jp/news/detail/2015081224652

葛尾村は31日から東京電力福島第一原発事故に伴う避難指示解除準備、居住制限の両区域での避難指示解除に向けた準備宿泊を実施する。村は11日、政府の原子力災害現地対策本部に受け入れる意向を示した。期間は11月30日までの3カ月間。

対策本部の後藤収(おさむ)副本部長らが同日、三春町の村役場三春出張所で村行政区長会に準備宿泊の方針を説明した。出席者から反対意見はなく、鎌田毅会長(72)は「宿泊希望者の意見を尊重したい」と理解を示した。村は5日に行われた村議会全員協議会の協議も踏まえて判断した。

村は避難解除について平成28年春を目標としている。松本允秀村長は「準備宿泊と避難解除とは切り離して考えている。避難解除時期は住民の意見を聞きながら進めたい」と話した。

村内の避難指示解除準備、居住制限両区域の住民は1日現在、419世帯1360人。31日まで実施されている特例宿泊は24世帯99人が申請している。

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