(個人の被ばく線量を測る「ガラスバッジ」は、あくまでも個人の外部被ばくを測定し、それによって被ばくを管理し、高い場合は減らせるように指導するなどの形で使用します。データを平均しても、何の意味もありません。平均0.82ということは、おそらく年1ミリシーベルトを超える人がいるでしょう。その人に指導して初めて意味があります。年月とともに減っているのは、セシウム134の自然減衰によるところが大きいですし、その大きな自然減は、ここから先はのぞめません。ガラスバッジを室内に置きっぱなしにしたまま行動する話も現地からは聞こえてきます。地域ごとの判断の基準は、あくまでも汚染度。土壌測定によるしかありません。 子ども全国ネット)
2015年8月28日 福島民報
https://www.minpo.jp/news/detail/2015082824963
伊達市は27日、平成26年7月から1年間にわたり測定した市民1万1350人の外部被ばく線量の実測値を発表した。空間放射線量が比較的高い地域(Aエリア)の年間追加被ばく線量の平均値は0・82ミリシーベルトで、国が除染の長期目標とする年間被ばく線量の1ミリシーベルトを下回った。
検査は市内全ての15歳までの子どもと妊婦をはじめ、Aエリアの全住民、Aエリアに隣接するBエリア、それ以外のCエリアについては市側が抽出した住民と検査を希望した人を対象とした。対象人数は約1万6千人で、このうち1万1350人からバッジ式積算線量計を回収した。
特定避難勧奨地点に指定されていた地域を含むAエリアは、年間追加被ばく線量の平均は昨年が1・00ミリシーベルト、2年前が1・59ミリシーベルトだった。B、Cエリアも数値が低下した。仁志田昇司市長は「空間放射線の自然減や、除染の効果が表れている」と評価した。市は今後も検査を続ける。
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