2015年8月30日 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20150830/CK2015083002000180.html
東京電力福島第一原発事故による放射能汚染を受けた、子どもの甲状腺検診(超音波エコー検診)が二十九日、千葉市中央区のちば市民放射能測定室「しらベル」であった。原発事故当時に十八歳未満だった子どもを中心に、約三十人が受診した。
主催は、千葉市民が中心となって二〇一三年に立ち上げた市民団体「甲状腺検診ちばの会」。通常では六千円以上かかる検診を千五百円ほどのカンパで受け付けている。一四年六月から検診を始め、ことし七月までに六回、約二百七十人に検診を実施。これまで小児甲状腺がん・疑いの判定をされた子どもはいなかった。
七回目の検診となったこの日は、東葛病院(流山市)の土谷良樹さんら医師二人が参加。器具を喉元に当てて、モニターに映し出された甲状腺を見ながら、異常が無いかを観察した。
八歳の長男と六歳の長女を受診させた佐倉市の父親(45)は「問題ないと言われて安心できた」、母親(42)も「これからも定期的に診てもらいたい」と話していた。 (村上一樹)
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