http://www.minpo.jp/news/detail/2015120427178
放射性物質への正しい知識を発信する「福島の復興を考える-出前Dr.ドロえもん教室」は3日、福島市の福島二小で初めて開かれ、児童らが実験を通して土と放射性物質との関係を学んだ。
東日本大震災と東京電力福島第一原発事故以降、飯舘村に通い、農地農村再生のために土壌研究を続けている溝口勝東京大大学院農学生命科学研究科教授らが所属する農業農村工学会土壌物理研究部会の主催、NPO法人ふるさと往来クラブの共催、子どもの笑顔THE BIG K.I.S.S PROJECTの協力。
5年生約50人がグループに分かれ、ペットボトルを用いた土の実験を行った。畑の土、海の砂、おがくずに泥水または色水をそれぞれ流し入れ、流れる速さと色水の色の変化を観察した。
加藤千尋弘前大農学生命科学部助教が、土の粒の大きさによって、吸着する放射性物質の多さが変わることなどを説明。放射線を防ぐため(1)距離を取る(2)時間をかける(3)遮蔽(しゃへい)することの大切さを伝えた。
加藤助教、溝口教授、大学生らが同校を訪れ、子どもたちの実験をサポートした。
4日は郡山市の郡山ザベリオ学園小で催す。
水の流れ方を観察する児童。左は溝口教授 |
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