2016/02/03

原発事故後の福島の母描く 「小さき声のカノン」県内で初上映 7日、鳥取と湯梨浜/鳥取


2016年2月3日 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160203/ddl/k31/040/633000c

2011年3月の東京電力福島第1原発事故後に福島県で生きる母親たちの姿を伝えるドキュメンタリー映画「小さき声のカノン」(2014年、鎌仲ひとみ監督、1時間59分)の上映会が7日、湯梨浜町と鳥取市である。県内では初上映で、主催する市民グループは「被ばくの不安は5年を経てもなお続く。子供たちのためにできることを今一度考えよう」「世代を超えてみんなに見てほしい」と参加を呼びかけている。

前売り1000円、当日1200円。前売りは町内と市内の各4カ所で販売するが、電話予約しても前売り扱いとなる。

03年から「ヒバクシャ」「六ケ所村ラプソディー」「ミツバチの羽音と地球の回転」など核を巡るドキュメンタリー映画を撮り続けてきた鎌仲監督の最新作で、原発事故後の福島県で安全な食べ物を子供たちに食べさせるために奔走する母親たちの思いを描いている。1986年のチェルノブイリ原発事故で被害を受けたベラルーシの現状も伝える。

湯梨浜町松崎の松崎5区公民館で午前10時から、松崎文化研究センター内「松崎で映画を見る会」の主催。松崎5区の住民は無料。予約・問い合わせは中森さん(080・3784・4348)。

鳥取市弥生町のパレットとっとり市民交流ホールで午後2時半からと同6時半からの2回、「えねみら・とっとり」の主催。同5〜6時、県内で福島の子供たちを受け入れている「保養」活動の報告もある。予約・問い合わせは山中さん(080・6173・1318)。【太田裕之】

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