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放射線防護学や放射線のリスクコミュニケーションなどについて全国の研究者が共同研究を行う場となる「放射線災害・医科学研究拠点」に認定された福島医大と広島大、長崎大は17日、広島市で協定書調印式を行った。関係者が研究拠点の円滑な運営や充実に向けた取り組みへ決意を新たにした。
福島医大ふくしま国際医療科学センターと広島大原爆放射線医科学研究所、長崎大原爆後障害医療研究所は1月、同研究拠点として文部科学省から認定を受けた。広島大の研究所が中核機関となり、3機関が強みを生かしながら拠点機能を担う。現在、全国の研究者と取り組む研究課題を公募している。
ふくしま国際医療科学センターでは、陽電子放射断層撮影(PET)と磁気共鳴画像装置(MRI)を一体化した「PET―MRI」など最新機器を使った研究を想定しており、研究の成果を県民に還元したい考え。
協定書調印式には菊地臣一福島医大学長と越智光夫広島大学長、片峰茂長崎大学長が出席した。菊地学長は「福島医大は県民の健康を長期にわたって見守るという歴史的使命を果たさなければならない。協定は福島の復興を進めていくための力強い一歩となる」とあいさつした。
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