2016/02/13

「原告団全国連絡会」結成 9700人が参加


2016年2月13日 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160214/k00/00m/040/026000c

東京電力福島第1原発事故による福島県の避難者らが、全国の避難先などの裁判所で国や東電に損害賠償などを求めている集団訴訟の原告団が13日、連携を図るため「原発被害者訴訟原告団全国連絡会」を結成した。互いの裁判を傍聴したり適正な審理を求める声明を裁判所に提出したりするほか、避難者への住宅無償提供の継続など長期的な救済策を求め国などと団体交渉する方針。

連絡会によると、避難に伴う慰謝料や空間放射線量を原発事故前に戻す原状回復などを求める集団訴訟は全国で約30件あり、原告の総数は1万人を超える。このうち連絡会には21原告団の約9700人が参加した。

東京都内で開いた結成集会には約180人が出席。福島県郡山市から長男(8)と長女(5)と大阪市で母子避難を続け、連絡会の共同代表になった森松明希子さん(42)は「避難の有無や避難場所など互いの立場の違いを乗り越え団結することで、私たちの訴えを広く社会に発信していきたい」と話した。【土江洋範】

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