2016/07/01

震災関連死 福島で2000人超す 3月末、復興庁集計

2016年7月1日 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160702/k00/00m/040/054000c

復興庁は30日、東日本大震災をきっかけに体調を崩して亡くなり「震災関連死」と認定された人は3月末時点で10都県の3472人と発表した。昨年9月末時点の前回集計より65人増えた。最も多い福島県は59人増の2038人と、初めて2000人を超えた。

全体の約9割に当たる3078人が66歳以上。高齢者を中心に、住宅再建の遅れや福島第1原発事故に伴う避難生活の長期化が精神的、肉体的負担になっているとみられる。

福島県のほかは宮城県920人、岩手県459人など。市町村別は福島県南相馬市が最多の485人、次いで同浪江町の384人、同富岡町の339人。

復興庁は6月10日時点の震災避難者数も発表し、15万4782人と5月16日時点の前回調査から5299人減少した。避難先は47都道府県の1114市区町村。都道府県別では福島が最も多い4万9140人で宮城3万8441人、岩手1万9515人と続いた。
(共同)

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