2015年12月01日 福島民友
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20151201-032239.php
福島医大は30日の県民健康調査検討委で、原発事故の避難区域など13市町村2011(平成23)~14年度に実施した健康診査の結果、赤血球数や白血球数、血小板数について、11~14年度を通じて各年齢層の平均値に大きな変化は見られないと報告した。
検討委は健診について、県民健康調査に関する中間取りまとめ案に「放射線被ばくの影響で起こり得る血液の異常などについては、現在までに兆候が見られない」と明記。一方で「震災直後に増加した肥満や肝機能障害は多くの地域で上昇に歯止めがかかるなどしているが、高血圧や脂質異常を持つ人の割合は高いまま」などとした。「生活環境の変化で健康影響が認められ、こうした放射線の間接的な影響への対策に移行していくべき」との方向性を示した。
健診の受診率は16歳以上が11年度30.9%、12年度25.4%、13年度23・0%、14年度22.2%。15歳以下は11年度64.5%、12年度43.5%、13年度38.7%、14年度35.6%。
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