2015年12月 4日 福島民報
https://www.minpo.jp/news/detail/2015120427182
いわき市と双葉郡8町村が国や県に要望していた東京電力福島第一原発事故に伴う避難者と市民の交流施設が平成29年3月までに市内に整備される見通しとなった。整備されるのは講堂とパークゴルフ場。市は、3日開会した12月定例議会に関連予算を盛り込んだ一般会計補正予算案を提出した。
原発事故からの避難が長期化する中、市民と避難者が日常的に交流し、相互理解を深めるのが狙い。講堂、パークゴルフ場ともに国の交付金や県の補助金を活用する。
講堂は市内の鹿島公民館敷地に建設する。約240平方メートルの平屋を予定している。屋内スポーツや講演会などで利用できる。総事業費約1億1660万円を補正予算案に計上した。
パークゴルフ場は市内の鮫川河川敷公園に整備する。現在の4コースに1コース増やした上で駐車場などを設ける。事業費の一部として約3500万円を補正予算案に計上した。残る事業費は28年度一般会計当初予算案で対応する方針。
12月定例議会では、会期を17日までの15日間と決めた後、清水敏男市長が17億8228万円の一般会計補正予算など41議案を提出し、理由を説明した。
主な補正は北部清掃センターの長寿命化に向けた設備更新経費13億6700万円など。
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