2015/08/01

福島/ノリ養殖5期連続見送り 相馬双葉漁協



2015/08/01 福島民報
https://www.minpo.jp/news/detail/2015080124435

相馬双葉漁協は、東京電力福島第一原発事故の影響で、相馬市の松川浦でのノリ養殖を五期連続で見送る。9月からの平成27年度漁期はこれまで同様、種場の維持・保全活動に取り組む一方、加工・生産・販売再開に向けた課題や販路確保などを協議する場を新たに設ける。

31日に相馬市の同漁協松川浦支所で開いた養殖者の全体会で決めた。県の放射性物質検査で、アオサノリ(青ノリ)から検出される放射性セシウムは減少傾向にある。ただ、乾燥させたノリの調査で同漁協独自の出荷基準値(1キロ当たり50ベクレル以下)を若干上回る検体があるため再開を見合わせる。

新設する協議の場は各地域ごとの養殖者で組織し、本格再開に向けた課題解決策や、どのように加工・出荷すれば販路が確保できるかなどを協議する。アサリやカキの養殖再開についても検討する。

種の生育などが途絶えると再開まで数年かかるため、9月からの漁期では前年度と同様、竹柵約2000基を松川浦に設置し、ノリの胞子を網に付着させる種付け作業を行う。製品化、販売はしない。

松川浦は県内唯一の青ノリ生産地で約70世帯がノリ養殖に携わっている。杉目一郎同漁協松川浦地区代表(87)は「青ノリ養殖を始めた40年ほど前より困難な状況だが、震災前の水準に戻せるよう努めたい」と語った。

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