2016/04/21

再開3年 タケノコ600本最高の出来/宮城

2016年4月21日 河北新報
http://sp.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160421_15021.html

宮城県丸森町耕野地区で20日、特産のタケノコの出荷が始まった。タケノコの全量検査を行う地区内の放射性物質濃度測定所で出発式があり、関係者約30人が初出荷を祝った。
耕野地区では2014年4月、東京電力福島第1原発事故に伴う国の出荷制限が解除され、今年で再開3年目。町内8地区のうち丸森、小斎2地区も昨年、制限が解除された。

耕野たけのこ生産組合の谷津吉宗組合長は「今年のタケノコは、やわらかくてえぐみがなく最高の出来。復興は道半ばで、来年は全町の規制が解除されることを願っている」と述べた。

組合はベルトコンベヤー式の放射線量測定器で出荷前に検査。国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)より厳しい65ベクレル以下のタケノコに限って出荷する。初日は約600本が直売所などに出荷された。

今年は暖かいため出荷は例年より半月ほど早く、5月中旬ごろまでがピークとなりそう。5月8日には耕野まちづくりセンターで「たけのこ祭」が行われる。

初出荷するタケノコを軽トラックに載せる生産者たち

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