http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160414-065875.php
24時間の無料電話相談「よりそいホットライン」を運営する社会的包摂サポートセンター(熊坂義裕代表理事)は13日までに、同ラインに新設した本県など被災3県の10~20代の「女の子」向け相談ラインに寄せられた結果をまとめた。「相談できる人がいない」と答えた人が全体の33%を占めた。
昨年6~12月に同ラインで受け付けた女性からの相談444件を集計した。県別の相談件数は本県29%、宮城県59%、岩手県12%。相談できる人が「いる」と答えたのは46%。「いない」と答えた人の6割超がその理由を「孤立」としており、震災後の若い女性に対する相談体制の必要性が改めて浮き彫りとなった。
相談内容は「心と体の悩み」に関する相談が最も多く全体の66.4%。次いで「人間関係の悩み」が58.6%、「家族の問題」が42.6%、「仕事の悩み」が42.3%と続いた。震災関連の悩みは6.8%だった。
具体的には「地震が怖くて入浴できず、不潔な自分が許せず外出できない」「結婚、出産に放射能の影響が心配」など多様な相談が寄せられた。熊坂代表理事は「震災時20歳だった女の子は25歳となり、一人前にならなければと焦りを感じる一方、地元には仕事がないなど将来への不安が大きい。家族や友人にも悩みを打ち明けられず孤立するケースがある」と指摘する。
同センターは、若年女性が不安や悩みを打ち明ける場を確保しようと、昨年6月に「女の子」専用の相談ラインを開設した。
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