https://www.kyobun.co.jp/news/20160421_03/
子どもたちが放射能について自分で学び、考え、話し合う力を養うのを目的にしたハンドブック「みらいへのとびら」(A4判36ページ)が完成した。
これまで、福島県内で実施してきた「放射能リテラシーワークショップ」の経験をまとめ、子どもたちからの質問に分かりやすく回答したものを反映し、子どもたちの視点を大切にした。
作成したのは、(公社)セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン。おおむね10歳から15歳までの児童生徒が読める内容。
ハンドブックは、「振り返ってみよう」「自分を守るために」「自分の意見を持つ」「考えを伝える」の4部構成。放射能と放射線の違いについてや、放射線の種類についてなど、イラストや写真で、子どもにも分かりやすく丁寧に解説されている。
子どもたちが放射能について自分で学び、考え、話し合う力を養うのを目的にしたハンドブック「みらいへのとびら」(A4判36ページ)が完成した。
これまで、福島県内で実施してきた「放射能リテラシーワークショップ」の経験をまとめ、子どもたちからの質問に分かりやすく回答したものを反映し、子どもたちの視点を大切にした。
作成したのは、(公社)セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン。おおむね10歳から15歳までの児童生徒が読める内容。
ハンドブックは、「振り返ってみよう」「自分を守るために」「自分の意見を持つ」「考えを伝える」の4部構成。放射能と放射線の違いについてや、放射線の種類についてなど、イラストや写真で、子どもにも分かりやすく丁寧に解説されている。
「みらいへのとびら」から |
「考えを伝える」のワークショップでは、▽福島出身だと言いたくない女子生徒について、その気持ちを考える▽避難指示解除後に町に戻る人と戻らない人について▽地元の野菜が売れない――といった問題が提起された。この取り組みは、大人の意見、農家の人の意見などから、風評被害や放射線量について自ら考え、「放射能リテラシー」を身に付けてもらうのがねらい。
ハンドブックは、子どもたちがひとりでも使えるように工夫されている。家庭や学校などで、子どもと大人の双方向の学び合いとして参加体験型の実践でも使える。
大人が参加しながらの対話形式ワークショップでも使えるように、質問方法や所要時間など、ワークの進め方も掲載されている。
作成にあたっては、福島市立福島第一中学校や楢葉町立楢葉南小学校など中学校4校と小学校2校が協力した。
今後、福島市内の中学校と特別支援学校21校の生徒をはじめ、関心のある市町村にも配布予定。
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