http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201604/CK2016041402000184.html
チェルノブイリ原発事故後のベラルーシで生きる人たちを描いた画家・貝原浩さん(1947~2005年)の作品展「チェルノブイリからフクシマへ 風しもの村 原画展」が、練馬区栄町のギャラリー古藤で16日から開かれる。
貝原氏は事故から6年後の1992年に初めてベラルーシを訪問し、放射能汚染により立ち入り禁止区域となった故郷で暮らす人たちをスケッチした。その後も現地に通い、手すき紙に水彩絵の具と墨で描いた14枚の連作「風しもの村」を発表。一見して事故前と変わらぬ生活を送る人たちの姿から、目に見えない放射能被害の恐ろしさや生きる意味を突きつける。
「ベラルーシの婆さまたち」(2003年) |
今回は連作のうち8~10点と、高齢女性13人を墨一色で描いた集大成「ベラルーシの婆さまたち」、関連スケッチなども展示する。
正午~午後7時、26日まで。トークイベントは17日午後5時、写真家島田恵さん▽20日午後7時、講談師神田香織さん▽21日午後7時、原爆の図丸木美術館学芸員岡村幸宣さん▽22日午後7時、詩人アーサー・ビナードさん▽23日午後4時、社会学者永田浩三さん▽24日午後5時、美術批評家アライ=ヒロユキさん。トーク開始30分前までの展示になる。入場無料、トークは予約要で千円。予約はメール=kazashimonomura@gmail.com=で。 (石原真樹)
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