2016年4月19日 新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20160419249139.html
東京電力福島第1原発事故による福島県から本県への避難者らが18日、東京都千代田区の東電ホールディングス本社を訪れ、東電が新潟県内で行っている柏崎刈羽原発の安全対策に関するCMや広告を中止するよう要請した。「CMより避難者支援を優先すべきだ」と抗議したが、東電は中止する考えがないことを伝えた。
訪れたのは、郡山市から新潟市に避難する磯貝潤子さん(42)のほか、呼び掛け人の中山均・新潟市議や柏崎刈羽原発の地元住民ら11人。
磯貝さんは、原子力・立地本部原子力センターの吉田明雄所長に抗議文を手渡し、「多くの避難者がいる新潟県で再稼働を目的にCMを流している。住む場所を奪われた私たちを無視しているのか」と強い口調で迫った。
吉田所長は「再稼働のためのCMではない」とした上で、「新潟県の皆さまに柏崎刈羽原発の現状を伝えるのが責務だ」と述べた。
磯貝さんらは3月に東電新潟本社(新潟市中央区)に申し入れたが、対応が不十分なため本社を訪れた。
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