2016年4月30日 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160430/ddl/k30/040/287000c
京都大学原子炉実験所(大阪府熊取町)を先月定年退職した今中哲二さん(65)の講演会が29日、和歌山市西汀丁の市勤労者総合センターであった。今月26日で事故後30年を迎えた旧ソ連・チェルノブイリ原発事故研究の第一人者で、長年、原発の危険性を指摘してきた今中さんは「地震が多い日本でこんなに原発を作ったのが間違い。原発の再稼働はあり得ない」と訴えた。
原発事故や放射線被ばくについて語る今中さん(右奥) =和歌山市西汀丁の市勤労者総合センターで、阿部弘賢撮影 |
講演は、県内で反原発運動に取り組む「原発がこわい女たちの会」(和歌山市)の結成29年を記念する催しの一環で、市民ら約70人が集まった。
現在、同研究所の研究員を務める今中さんは講演で、東京電力福島第1原発事故によって「日本も放射能汚染と向き合う時代になった」と説明。東京を含む汚染地域で暮らすことは、「余計な被ばくはしない方がいいが、ある程度の被ばくは避けられないという(相反する)ことに、どう折り合いを付けるかだ」と話した。
また、子どもたちの放射線被ばくの影響について適切な調査がされていないとして、国の責任で健康追跡調査を実施すべきだと訴えた。【阿部弘賢】
現在、同研究所の研究員を務める今中さんは講演で、東京電力福島第1原発事故によって「日本も放射能汚染と向き合う時代になった」と説明。東京を含む汚染地域で暮らすことは、「余計な被ばくはしない方がいいが、ある程度の被ばくは避けられないという(相反する)ことに、どう折り合いを付けるかだ」と話した。
また、子どもたちの放射線被ばくの影響について適切な調査がされていないとして、国の責任で健康追跡調査を実施すべきだと訴えた。【阿部弘賢】
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