2016/05/25

検査結果、提供前に把握へ 給食タケノコで基準超のセシウム、宇都宮市が防止策

2016年5月25日 下野新聞
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20160525/2336756

宇都宮市内の小学校の給食で使われたタケノコから国の基準値を超える放射性セシウムが検出された問題で、市は24日、市役所で記者会見を開き、再発防止策を発表した。

給食提供後に結果が分かった食材の簡易検査を、今後は給食前日までに実施。基準値超の食材が給食に出されないようにする。出荷制限区域の周知や産地チェックの徹底にも取り組み、安全性の確保に努める。

問題のタケノコは、同市の配送業男性(75)が出荷制限区域の大田原産を宇都宮産に混ぜ、「宇都宮産」として出荷していた。

市内の各学校が自主的に取り組んできたこれまでの検査は月1回、食材が搬入された当日に業務委託業者が実施。給食の提供後に結果が判明した。

このため各学校は、給食として提供する検査対象の食材を前日までに仕入れ、検査することにした。仮に基準値を超えた場合、食材を変更するなどの対策を講じるという。小中学校などの94施設と市立保育所10カ所が対象となる。

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