2016年5月16日 朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASJ5H540LJ5HUGTB006.html
全住民の避難が続く浪江町で15日、コメの実証栽培に向けた田植えがあった。今年は県内外約50人の大学生が参加し、地元住民と一緒に昔ながらの手作業で苗を植えた。
原発事故後の実証栽培は今年で3度目。田んぼのある浪江町酒田地区は、国が来年3月の避難指示解除を目指す居住制限区域。2・1ヘクタールの田んぼで、井戸水と請戸川からの水で稲を育てる。放射性物質の濃度が全量で基準値以下だった昨年に続き、収穫米の一般販売を目指す。
福島大や新潟大など5大学の学生50人が参加。田んぼに裸足で入り、地元の農家から手植えのコツを教わった。福島市出身で福島大1年の小室芽美さん(18)は「一度自分の目で見たいと思い、浪江には事故後初めて来た。将来は復興の役に立つ仕事に就きたい」と話した。
田植えをする大学生ら=浪江町酒田 |
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