2016/05/17

【報道まとめ】山形/コシアブラ放射性物質検出 来季から全県で検査

(移行値の高い山菜の中でも、コシアブラはとりわけ検出される割合が高くなっています。各県の調査でも、他の山菜の検出がなくても、コシアブラだけは検出されている自治体が多いです。測定するのが一番ですが、測定できない場合でも、採取された産地をチェックして、その地域のコシアブラの測定結果をみたり、土壌汚染の結果を照合したりするなどの対応が必要です。 子ども全国ネット) 

山形/コシアブラ放射性物質検出 来季から全県で検査

2016年5月17日 毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160517/ddl/k06/040/335000c

尾花沢市産のコシアブラから、基準値(1キロ当たり100ベクレル以下)を超える放射性物質が検出されたことを受けて、吉村美栄子知事は16日の記者会見で、来季からシーズン当初に全市町村でコシアブラの検査を実施する意向を明らかにした。ただ、他の山菜や野菜などはこれまでの検査で基準値を超えていないため、抽出検査を継続する。

吉村知事は「全市町村で検査することによって安全性の確保を図る」と話した。

今回の検出を受けて県は、同市周辺の6市町でコシアブラの12検体を検査。最上町の1検体が基準値を上回ったが、同町は2013年5月から出荷を自粛したままだという。出荷元のJAみちのく村山によると、出荷は同市産のみ。出荷全量約400キロのうち、16日までに約2キロを自主回収したという。

9日の国の調査で、山梨県富士河口湖町の販売店に並んだ尾花沢市産のコシアブラから1キロ当たり170ベクレルの放射性物質が検出された。同JAは出荷した全量の自主回収と出荷の自粛を決めた。
【山中宏之】



コシアブラ全県検査 山形・来年から

2016年05月17日 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160517_51049.html

山形県は16日、来年から、全市町村でコシアブラの放射性物質検査をすることを発表した。今月上旬に尾花沢産から基準値(1キロ当たり100ベクレル)を上回る放射性セシウムが検出されたのを受けた措置。今シーズンの出荷はピークを過ぎたため、来年から実施する。

林業振興課によると、検査実施は来年4月中旬ごろ。全市町村で自生するコシアブラを採取し、放射性物質を検査する。これまで実施してきた厚生労働省のガイドラインに沿った抽出検査では、全ての産地が調査対象になるとは限らなかった。

県によると、みちのく村山農協が出荷し、山梨県富士河口湖町の販売店に今月9日に並んだコシアブラから、基準値を超える放射性セシウム170ベクレルが計測された。これを受け、同農協は4月20日以降に出荷した約400キロを自主回収する一方、今シーズンの出荷を自粛した。

山形県内では、基準値を超える放射性セシウムが検出された最上産のコシアブラの出荷自粛も2015年5月から続いている。県内のコシアブラの出荷量は年間約1.4トン。

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