2016/05/26

福島/日常食の放射性物質濃度、食品基準値を大幅に下回る

(こうした調査で平均値を出す意味はほとんどないと思います。最大値で5.4Bq/kgということで、当初に比べたらずいぶん下がったのはよかったと思いますが、事故前と比較してみれば、数倍にはなっているわけです。まだまだ努力は必要なのだと考えます。まして、そこからの被ばくをミリシーベルトで換算して、それを1ミリシーベルトより十分低いとされても、外部被ばくと合算していない数値に、説得力はありません。 子ども全国ネット)

2016年05月26日 福島民友
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160526-078989.php 

県は25日、2015(平成27)年度に調査した、県内52市町村に住む104人の日常の食事1キロ当たりに含まれる放射性物質濃度の結果を発表、最大値は放射性セシウムが5.4ベクレル、ストロンチウム90が0.048ベクレルで、いずれも食品の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を下回った。最小値は放射性セシウム、ストロンチウム90ともに不検出だった。

さらに、この放射性物質濃度の最大値を基に1日当たりの食事で摂取される放射性物質の量を試算したところ、放射性セシウムは最大6ベクレル、ストロンチウム90は最大0.066ベクレルだった。

仮にこの食事を1年間食べ続けた場合の年間内部被ばく線量は放射性セシウムが最大0.023ミリシーベルト、ストロンチウム90が最大0.0015ミリシーベルトと推計された。県放射線監視室は「食品から受ける被ばく線量の上限である年間1ミリシーベルトと比較して十分低い値」としている。

検査は昨年11月~今年2月まで、県が原則18歳以下を対象に行い、調査対象者が1日で摂取した食事や飲み物、外食などと同じものを回収し、混ぜ合わせて検査した。調査対象者は各市町村から2人ずつ選んだ。


福島の家庭 食事での被ばく線量は十分低い値

福島県は県内の一般家庭の食事に含まれる放射性物質のモニタリング調査結果を公表した。食事1キログラム当たりの放射性物質濃度は、セシウムが不検出~5.4ベクレル、ストロンチウムが不検出~0.048ベクレルで、基準値(セシウムで10~100ベクレル)を大幅に下回った。
 
最大値を測定した食事と同じものを仮に1年間食べ続けた場合でも、内部被ばく線量はセシウムが0.023ミリシーベルト、ストロンチウムが0.0015ミリシーベルト。食品から受ける被ばく線量の上限(年間1ミリシーベルト)と比べ、十分に低い値だった。
 
調査は2015年11月~今年2月、双葉郡などの避難町村を除く52市町村の原則18歳以下を対象に実施。各自治体2人に協力してもらい、1日に摂取した食事や飲み物と同じものを回収し、放射性物質濃度を測定した。
 
同様の調査は12年度から実施。食事中のセシウム濃度と年間の内部被ばく線量の最大値がこれまで最も高かったのはいずれも12年度で、150ベクレルと2.1ミリシーベルトだった。

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