2015/08/04

街づくりに次代の声を 被災3県の子が提言書

2015年8月04日 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201508/20150804_73008.html

東日本大震災からの復興活動に取り組んでいる岩手、宮城、福島の3県の子どもたち約40人が3日、復興庁を訪ね、自らの意見を街づくりに生かすよう求める提言書を、竹下亘復興相に提出した。

提言書をまとめたのは、公益社団法人「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」(東京)が被災地に設立した「子どもまちづくりクラブ」のメンバーの小中学生と高校生。代表者4人が「復興を考える場を学校に設けてほしい」「私たちの活動を理解してもらうため、復興庁のホームページ(HP)に掲載してほしい」などと提言書を読み上げた。

竹下氏は「被災地の未来は皆さんのもの。地域の大人を巻き込み、素晴らしい東北をつくることを期待する」と述べ、メンバーの活動をHPで紹介することを確約した。

参加した石巻高1年の松下智香さん(16)は「今まで自分の意見を言っても何も変わらないと思っていたが、今回は理解してもらえてよかった」と話した。

 
子どもたちが復興への提言書を竹下復興相に渡した
  


被災3県の子どもが復興相に提言書渡す

2015年8月04日 読売新聞http://www.yomiuri.co.jp/local/fukushima/news/20150803-OYTNT50144.html

東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県でまちづくりに取り組む10~18歳の37人が、復興に子供の声を反映させるよう求める提言書をまとめ、3日、東京都港区の復興庁で竹下復興相に手渡した。

提言は国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」(東京都千代田区)の呼びかけでまとめた。提出の際、子供たちは「大人と対等に話せる場がほしい」「情報量の差をなくすため、復興情報を分かりやすく教えて」などと求めた。

竹下復興相は「できることから対応する。大人を巻き込んで、すばらしい東北を作り上げてほしい」と激励。子供のまちづくり活動を同庁のホームページで紹介してほしいとの要望には実行を約束した。

福島高専4年の本田歩さん(18)は「活動を通じて自分の意見に自信を持って話せるようになった。道のりは険しく長いが、協力しながら復興を進めてほしい」と話した。

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