東京電力福島第1原発事故で釣りや漁を自粛していた金山町特産のヒメマスについて、地元漁協は5日、臨時総会を開き、9日に漁などを解禁すると決定した。約4年ぶりの再開となる。
漁協は県の要請を受け2012年4月から、同町の沼沢湖での釣りや漁を自粛してきたが、県が今年3月30日、食品衛生法で定める放射性物質の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を安定的に下回ったとして、自粛要請を取り下げていた。
県によると、事故後、基準値を超える魚もみられたが、14年8月以降、基準値超えは出ていない。ヒメマスは福島県内では唯一、沼沢湖に生息。動物プランクトンやユスリカの幼虫などを食べ、県内外の釣り客に人気がある。
沼沢漁協の鈴木茂組合長は「ぜひ、沼沢湖に来てヒメマスを釣る楽しみを味わってほしい」と話している。
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